いまでもなぜ履歴書は手書きの会社がある?手書きとパソコン履歴書はどっちがいいか調べてみた

1990年代、バブルが崩壊し就職氷河期が到来する頃くらいからWindows95と家庭用プリンターが普及し出し、印刷物を誰でも気軽に作れる時代となりました。

それでも就職活動や転職活動に必須な履歴書や職務経歴書は依然一枚一枚「手書き」で書くことが主流で、パソコンでプリントしたものを持っていくと白い目で見られたものです。

しかし時代は移り変わり、現在では履歴書や職務経歴書をPCで作成したものを持っていくのもそれほど違和感ないようです。

はたして履歴書は手書きのほうがいいのでしょうか?それともPCで作ったもののほうがいいんでしょうか?

履歴書手書きのメリット

履歴書を手書きで書くメリットとしてよく言われるのが「書いた字に人柄が現れる」ということです。

やはりPCで作成した画一的な文字と違い、手書きはその人の個性や性格というのが出やすい傾向にあります。

また、特に字が綺麗な人は「字が綺麗」「丁寧な性格」と自己PRすることができるためオトクかもしれません。

また履歴書を一枚一枚手書きすることで真面目さと面接にかける意気込みを感じる、と考える人も依然多く、丁寧に書かれた手書きの履歴書はそれだけでポイントが高いと言えるでしょう。

履歴書手書きのデメリット

一枚一枚手書きの場合、書き損じすることも多く、作成に時間がかかってしまいます。就職活動の場合は何社も受けることが多いので、あまり効率のいい方法でないことはたしかです。

また字が汚い、読みづらいという人にとっては手書きの文字が逆のPRになってしまうことも考えられます。

またIT系やベンチャーなどの合理性や実行スピードを求められる会社では「まだ手書きで履歴書なんて書いてんの?」と思われる可能性があります。

IT系やベンチャーなどの会社では「合理的な考えができない人」とみなされる場合もあるようです。

履歴書PC作成のメリット

履歴書をPCで作成した場合のメリットとしては使いまわしが効くことがあげられます。志望動機や給与条件など相手の会社によって変えたい時でも一部を修正するだけですみます。

またPCでの文書作成能力などを求められる場合は、スキルをアピールすることができるでしょう。

履歴書PC作成デメリット

長く続いている会社や保守的な考えの面接担当は「履歴書は手書きで書くもの」という常識がいまだに続いている場合があります。

したがってそういう会社に面接行った場合、PCでの履歴書作成は「手抜き」とみなされる可能性があります。

またPCで文書を作った場合、慣れていないと誤字脱字などを見落としたり、印字ズレに気づかないまま提出してしまい、思わぬ恥をかいてしまう場合もあります。

履歴書をPCで作る場合は、ミスチェックなどに気づかないことが多いので、注意力がない人と思われないよう十分チェックをしてから提出しましょう。

履歴書の指定がない場合は手書きとPCどっちがよい?

履歴書に関しては近年募集要項などに「PC不可」「PCでもOK」「指定フォーマットをダウンロードしてPDFで提出」と書かれている場合もあるようです。

しかし、履歴書の形式について指定がない場合はどうしたらよいのでしょうか?

これに関しては答えはないのですが、その会社の社員の平均年齢を見て判断したほうがよさそうです。

若い人事担当が面接する場合はPCの方が喜ばれる可能性は高いですし、50大以上の社長、部長などが面接するときは手書きの方が喜ばれる可能性は高くなります。

履歴書は相手の企業に合わせて書くのが基本

かつては履歴書・職務経歴書を書くときは手書きが当たり前でしたが、現在ではどちらでも構わないという企業も増えています。

しかし、中にはPCで作成するように履歴書のフォーマットを用意してサイトなどからダウンロードできるようにしている会社もあります。

逆に昔ながらの手書きの履歴書を重視する会社も依然として存在します。面接官の中には情報化時代だからこそ「履歴書は手書きが一般的」という常識を事前に調べてくるだけの情報収集力があるか、を見ている人もいるくらいです。

まずは面接を受ける会社がどちらを重視するのか、あるいはどちらでもいいのか、情報収集して考える必要はあるでしょう。

どちらかわからない場合は・・・

もし履歴書を書くのに手書きとPCどちらがいいか判断がつかない場合は、基本は手書きの方が無難かもしれません。

PCで作成OKのところは指定されていることも多いので、履歴書に関して何も指定がない場合は手書きのほうが間違いは少ないと思います。

最新情報をチェックしよう!