近年ではすっかり定着した感のあるFX取引。特にスマホが登場してからはスキマ時間にできる簡単な副業として人気があるようです。
私ゆすやんも今月からFXを始めてみました。
一番簡単に儲かる副業とは?
私がフリーランスになってからというもの、周囲から一番よく聞かれる質問がコレだったりします。会社員の方はやはり今の給料だけでは不満で、常に副収入を探している人も多いようです。
しかし副業のほとんどは大きな初期投資が必要だったり、たくさん稼ごうとすると手間がかかるものが多いのも事実です。
そこでたいていの方にはFX取引をおすすめしています。
FXってギャンブルじゃないの?
FXのイメージというとやはり危険なイメージや怪しげなイメージがある人が多いようです。
実際多くのFX投資家に聞いても「いやFXってただのギャンブルですよ」と答える人は多いです。
私ゆすやんはこう答えるようにしています。
「ギャンブル的な場面はありますね」
FXは「外国為替証拠金取引」
FXは正確な名称は「外国為替証拠金取引」と言います。外国為替の変動を予測して資金を投入し、変動分を利益、または損失として受け取る取引となります。
つまりFX自体は投資あるいは投機と呼ばれる商取引行為なので、競馬や競艇などの公営ギャンブルや、パチンコ・スロットのような換金ギャンブルとはやや性格が異なります。
もしFXをギャンブルというなら、ありとあらゆる投資行為、あるいは銀行が事業者にお金を貸したりすることも全てギャンブルと言えるでしょう。
さらにはたいした後ろ盾もなく独立起業したり、あるいは営業マンが新規開拓で見込み客を訪問したり、先々の需要を見越して企業が新商品を市場に投入することや、受かる見込みのない学校の試験を受けたり、自分のスキルと見合わないところに転職活動することも全てギャンブルとなるでしょう。
うまくいくかどうかわからない、確実性の低い行為を世の中では「ギャンブル」と表現するわけです。
つまり「ギャンブル」と言う言葉は本来「行為」や「仕組み」そのものを指すのではなく確実性の低い「状況」を指す言葉なのです。
FXは大きく損することもある
FXを始める前に絶対に理解しておかなければいかないのは「FXは大きく損をする可能性もある」ということです。
副業の多くはやってもあまり儲からない、あるいは初期投資を回収できなくて損するということはありますが、初期投資以上に大きく損するということはほとんどありません。
また競馬やパチンコなど多くのギャンブルでも投下したお金が一円も返ってこないということはありますが、投下した金額以上を請求されることはありません。
だいたいは「儲からない」か「儲かる」の2択です。
ところがFXの場合は「儲からない」「儲かる」にプラスして「大きく損する」という選択肢が存在します。
その原因となるのが証拠金取引と呼ばれる仕組みです。
FXでよく言われる証拠金とは?
FXは「外為証拠金取引」と言いましたが、この「証拠金取引」というのが大半の人には馴染みのない人が多いです。
「証拠金」というのは「担保金」とか「保証金」というような意味合いの言葉で、いわゆる「見せ金」です。ローンの頭金のようなものと言ってもいいでしょう。
たとえば100万円の取引をするときに、最初に全額を払わずに、最初に10万円だけ払って、商品が到着して商品が無事に使えるのを確認してから残りの90万円を払う、という方法があります。
FXの取引とはまさにこれと同じ方法で、証拠金を払って外国の通貨を購入しています。
FXでよく聞くレバレッジとは?
FXの取引というのは、商品としての通貨を全額購入する前に、購入する権利を売り払うことでその期間内に発生した通貨の変動差額を受け取る、という仕組みなのです。
したがって10万円の現金を取引に投入していたとしても、実際には100万円の取引をしていることと同じなのです。
こうした仕組みのことを「レバレッジ(てこ)」といい、10万円で100万円の実取引をしていた場合は「10倍のレバレッジ」と表現します。
FXの本質はスポーツに近い
FXは「大きく損をすることがある」「証拠金取引である」ということを理解すると、FX=ギャンブルという発想は実に短絡的であることがわかります。
FXだけでなくおよそ世の中のすべてのことに不確実性はついて回ります。
たとえばプロ野球の打者は10回打席に立ってそのうち7回近くは失敗します。半分も勝つことがないのです。これはギャンブルでしょうか?
もちろん7回も失敗するから「あれはギャンブルだ!」という人はいません。
全体の統計から見て10回中3回は成功することはかなり高い確実性であることが認識されているからです。
そして不確実な要素を反復練習でなるべく排除していき、チームとしての作戦を考えることでゲームでの勝利をなるべく確実にしていくのがスポーツ競技です。
FX取引もまたルールがあって、不確実性があります。
不確実性をなくす方法はありませんが、その代わり不確実性をより少なくする方法が存在します。
FXは他人に判断を仰ぐ人は向かない
FX取引は基本大きく儲かることもあれば、大きく損することもあります。
したがって相場に変動が生じた際、機敏に対応する必要があります。
ですから、その際にいちいち何かを調べたり、他人に判断を仰いだりする時間はありません。
即断即決で全てを行なっていく必要があります。
普段から仕事で他人から与えられた仕事をこなしているだけ、会社のルールを守り、自己判断する前に上司や周囲の判断や評価を聞いてから行動するように言われている会社員の人にはこの点が難しく感じられるようです。
私が営業マンをやっていた15年くらい前の時代でも、相場で儲ける人というのは決まって自営業者や会社経営者、あるいは組織の長というような自分で判断・決断できる人が多かったです。
対照的にいちいち奥さんに承認を取る人や、営業マンにアドバイスを求めてくる人は往々にして果敢な決断ができないままずるずると取引してしまい、損失を広げていくケースが多かったです。
野球やサッカーというスポーツでもいちいち全部の場面で監督から指示されるわけではなく、基本的にはプレイヤーの判断でプレーを進めていきます。
監督にいちいち判断を仰いでいるようなプレーヤーなかなか大成しないのです。
FXで自分の才能を測る方法とは?
FX取引において自分に素養や才能があるかどうかがわかるものでしょうか?
スポーツの試合でもいきなり全国大会に出場することはないように、FXでもいきなり数十万から数百万のお金を投じることはあまりよくありません。
まずは数千円から1万円くらいの金額で初めていき、アプリの操作や相場の雰囲気、流れ、パターンなどを体感し、自分の長所と弱点を把握していくことが重要になります。
また、数千円から1万円くらいの投資額なら、損をしてもせいぜい数百円で済みますので、失敗を恐れずいろんなことを試すことができます。
超低額から始めるFX
FX取引には最低単位というものがあります。通常は1万通貨単位といい、ドル円の取引で1ドル=100円だったとすると、100万円の取引を行うのが最低単位の取引になります。
この1万通貨単位の取引を行うのには最低4万円の証拠金が必要になります。
つまり通常FXの取引は4万円以上の資金が必要となります。
しかしなかなか最初から4万円も投入するのは難しいという人も多いと思います。
そこでいくつかのFX会社では1000単位からの注文を受けられるようになっています。
1000単位の注文になると最低の証拠金は4000円となり、実際の取引の金額も10万円前後(1ドル=100円換算)となるためリスクがかなり抑えることができます。(ただし儲けも小さくなる)
FXの実際の画面
それでは実際の画面をちょっとだけ見ていきましょう。
上記の画面は約定照会という画面で、取引の成績が記録されている画面です。
超低額投資なので18円とか32円とか非常に微々たる儲けや損失が出ています(笑)
FXで身につけておきたいチャートの見方
FXのチャートにはかなりの種類のチャートが存在します。
その中でもこれだけは知っておいた方がよいというチャートだけを抜粋して説明していきます。
ローソク足
ローソク足は江戸時代の米商人・本間宗久が考えて編み出したと言われるチャートで、現在では世界中で使われるようになっています。(諸説あり)
現在でもFXの値動きは上記のような赤と青のローソク状の線が並んでいる画面で判断している人が多いです。
ローソク足は図のように値動きを表しています。
例えば分足と呼ばれる1分間ごとの値動きの場合、1分間の最初と最後の値段、1分間の間での最高値、最安値を一度に表示していることになります。
ローソク足には数種類のかたちがあり、組み合わせで数十パターンが存在します。そのパターンによって相場がどういう動きをするかを予測することができます。
ただしローソク足のパターンはかなりの数があるので、また別の機会にご紹介したいと思います。
単純移動平均線
単純移動平均線はローソク足とともに描かれている3本のグラフ曲線を指します。
線はそれぞれ長期、中期、短期を示しており、分足だと前後25分、50分、75分それぞれの平均値をグラフ化しています。
ゴールデンクロス・デッドクロス
相場の下降局面で長期、中期、短期の単純移動平均線がそれぞれクロスするところをゴールデンクロス、相場の上昇局面でクロスするところをデッドクロスと呼びます。
単純移動平均線がクロスするところは相場の転換点となることが多く、売り時、買い時を示すシグナルとなります。
MACD
MACDも移動平均線の手法を改良してよりわかりやすくした分析法になります。計算式自体は複雑なので割愛しますが、MACDと呼ばれる棒グラフとSIGと呼ばれるシグナルによって相場の方向を推測します。
棒グラフの赤い部分が上昇局面、青い部分が下降局面で、赤い部分が上向きにのびてきたら上昇局面、青い部分が下向きに伸びてきたら下降局面というふうに判断します。
SIGのほうも単純移動平均線と見方はおなじで、長期と短期の線がクロスすると相場の転換点とされます。
テクニカルチャートで買い時・売り時を定める
ここまで紹介したテクニカルチャートの見方はごく一部です。できれば書籍などで一通り勉強されることをお勧めします。
ローソク足パターンの傾向分析 システムトレード大会優勝者がチャートの通説を統計解析 (Modern Alchemists Series No.96)[本/雑誌] (単行本・ムック) / 伊本晃暉/著 価格:3,080円 |
ローソク足チャート究極の読み方・使い方 儲かる!相場の教科書/伊藤智洋【合計3000円以上で送料無料】 価格:1,650円 |
ローソク足チャートで勝てる買い方・売り方 / 伊藤智洋 【本】 価格:1,540円 |
FXの実際の取引
ここからはFXでの実際の取引について説明していきます。
FXでは買い方に2種類の方法があります。それぞれ「買い建玉(たてぎょく)」「売り建玉」と呼ばれています。
「買い建玉」の場合は相場が上昇(値上がり)していけば儲けることができ、「売り決済」することで利益を確定することができます。
「売り建玉」の場合は相場が下降(値下がり)していけば儲けることができ、「買い決済」することで利益を確定することができます。
FXで大事なのは相場の上下を予測することではない
FXをやってみてとりあえずすぐにわかるのは、実は相場が上昇するか下降するかがわからない、ということではありません。
相場の上昇・下降はチャートからおおよその方向性はわかります。ちゃんと見方を覚えれば、どちらに進みそうかというのは大抵の人にはわかると思います。
ではなぜ相場で損する人と儲ける人が出てくるのでしょうか?
それは相場の上昇・下降以外に重要なことがあるからに他なりません。
「損切り」「利食い」のタイミング
実際に建玉(FXの取引を行うこと)をしてみるとすぐにわかるのが、どこで決済すればいいのかわからない、ということです。
買いで建玉して、値段がどんどん下がっているのだけど、どこまで我慢して待てばいいのか?(損切り)
あるいは値段が上がっていって儲かっているのだけど、どのタイミングで決済して儲けを確定すればいいのか?(利食い)
こうした「損切り」「利食い」のタイミングがわからないというのがFX初心者には常に悩みとしてつきまといます。
損切り・利食いのタイミングについては何回も取引を重ねて、経験によってわかるようになるしかないのですが、そのたびに数十万、数百万の損失を出してしまってるようではFXを続けられなくなってしまいます。
そこで損切り・利食いのタイミングを覚えるためにも最初は低額の投資額で取引をすることが重要なのです。
「成行」と「指値」はどちらがいい?
実際に建玉する際、「成行」か「指値」を聞かれます。
「成行(なりゆき)」は注文を入れた時点での価格で買うことです。(実際はタイムラグがあります)
「指値(さしね)」は「〇〇円以下だったら買う」というような値段指定の注文です。
成行か指値の使い分けの判断は結構難しいのですが、今まさに値段が上昇している、または下降しているという状況では成行で注文を入れてしまうと、おもっていたところより高い(安い)値段で買わされてしまうことがあります。
そういった場合は指値で注文を入れて一旦下がった価格を狙って注文を入れていく方が賢い買い方になります。
ただし指値の場合は自分が思っていた価格まで下がって(上がって)くることがなく、建て玉するタイミングを失ってしまうこともあります。
基本は指値で買うことをお勧めしますが、先行き上昇あるいは下降する確率が高い場合は成行で早めに注文を入れていく場合もあります。
ナンピンとは?
もし、買い建玉した瞬間から値段が下がった場合は、どうすればいいのでしょうか?
その場合①値段が回復するまで待つ②あきらめて損切りするという方法が考えられますが、実はもう一つ方法があります。
それが「ナンピン」と呼ばれる方法です。
ナンピンは買った値段よりさらに低い価格で追加して買うことで全体の建玉の平均値を下げて、価格が下降しても損失が少なくする方法です。
値上がりをするまでナンピン買いを続ければ究極的には損をすることがなくなります。(実際には資金に限界があるので無理ですが)
つまり手持ちの資金を全て投入して一度に建玉してしまうのでなく、まず小さく建玉してそれからさがったらナンピン買いしていけばいいのです。
追撃売りとは?
またFXで売り建玉(売りからスタートする取引)をした場合は、相場が下降すれば儲かるわけですが、売りスタートして本格的に下降が始まったらさらに売り建玉を追加することを「追撃売り」といいます。
買い建玉の場合、上がったり下がったりをしながら上昇していく場合が多いので、値段が下がったら買うという「ナンピン買い」が有効な方法なのですが、売り建玉の場合は一気に値段が下がり続けることのほうが多いので、「追撃売り」が有効な方法になります。
ピラミッディングとは?
建て玉を決済して手仕舞いにするときは一気に決済する場合も多いのですが、徐々に決済していく方法もあります。これを「ピラミッディング」といいます。
FXで思惑通り相場が動いていても今決済したほうがいいのか、それとももう少し上がるところまで行ってから決済した方がいいのか迷うことがあります。
また決済することを迷っているうちに徐々に値段が下がってきて儲けが減ってしまうこともよくあります。
そこでこのピラミッディングという手法でもうかってきたら徐々に建玉を決済して、一部の建玉を残しながら一部は利益を確定させていくという方法が取られていくことがあります。
FXは値頃でなく日柄
相場の格言で「相場は値頃ではなく日柄」というものがあります。
相場で重要なのは値段のどこで買うかではなく、いつまでこの上昇(下降)が続くのか、いつから建玉するべきなのか、それを見極めるほうが重要ということです。
つまり、何を買うか(What)、どこの値段で買うか(Where)、どういう方法で買うか(How)といったことはそれほど重要ではなく、いつ買うか(When)が重要になるということです。
買い時、売り時を見定めることができるようになるまで、まずは超低額でFXをしてみたほうが良いと思います。
おすすめFX取引会社
FX取引は元本よりも大きく損をする可能性のある取引です。したがって初心者のうちは低額の投資金、最低単位から始め、実績を作ってから金額の大きい取引に参戦してくほうが失敗の確率が減ります。
ここでは超低額・短期の取引に向くFX会社を選んでみましたので、是非参考にしてみてください。
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