Google検索のアップデートは細かいものを含めるとこれまでかなりの数が行われており、全てを網羅することはこんなんです。しかし、過去のGoogle検索アップデートを見て学ぶことで2021年のSEO対策が見えてくるので、研究していきたいと思います。
ボストン:2003年2月
2003年2月に発表された「ボストン」はGoogleが初めて名前をつけたアルゴリズムのアップデートです。ボストンのアップデートではキーワードを羅列して検索順位を上げていく方法が無効化されました。
カサンドラ:2003年4月
2003年4月に発表されたカサンドラは、低品質なリンクや不自然なリンクを発見し、取締まるアップデートでした。
これにより相互リンクによるリンクファームや隠しリンク、自作自演のリンクなどが取り締まられるようになりました。
フロリダ:2003年11月
2003年11月に発表されたフロリダは、それまで主にリンクの数などで評価されていたサイトがリンク自身の関連性や、サイトにランキングをつけることにより、検索順位が変化するようになりました。
このフロリダアップデータによりウェブスパムのほとんどが無効になったと言われています。
メーデー:2010年5月
2010年5月に発表されたメーデーではコンテンツにオリジナリティのないものや、内部リンクが貼られていないページなどが影響を受けたと言われています。
メーデーにより10万以上のキーワードが影響を受け、アクセス数が50%減少したサイトもあるようです。
このアップデートによりロングテールSEOと呼ばれる複合キーワードでニッチな検索語を拾っていくSEO対策で順位を上げていたサイトは軒並みダウンしていきました。
パンダ:2011年2月
2011年2月に発表されたパンダはGoogle検索史上、もっとも影響が大きかったアップデートと言われています。
基本的にはテキスト解析の能力が上がったことにより、コンテンツ自体の内容が評価されるようになり、その結果、かなり多くのサイトの検索順位に大きな変動があったと言われています。
ペンギン:2012年4月
2012年4月に行われたペンギンは、SEOスパムやリンクビルディングなど検索順位を操作しようとするSEO対策を減点対象としたアップデートになります。
前述のパンダは加点式のサイト評価でしたが、ペンギンは減点式でサイトを評価することによって、Googleのガイドラインに違反するようなサイトを取り締まることに特化しています。
ハミングバード:2013年8月
2013年8月に行われたハミングバードは検索力の向上により、単語レベルではなく会話のような言語での検索が可能になりました。
しかしこのアップデートはそれまでのものと違い、ユーザの利便性を向上させたものですので、SEO対策自体には影響を与えませんでした。
ベニス:2014年12月
スマートフォンの発展と普及により、位置情報考慮した検索結果を出すようアップデートが図られました。
ドアウェイ:2015年3月
2015年3月に発表されたドアウェイでは「ドアウェイページ」と呼ばれるサテライトサイト(類似サイト)が取り締まられるようになりました。
サテライトサイトから外部リンクしてサイトに誘導するというようなSEO対策が制限されるようになり、リンク主体のSEO対策はここでほとんど終わりを迎え、SEO対策はコンテンツ重視が標準となっていきます。
アウル:2017年4月
2017年4月発表されたアウルはフェイクニュースを取り締まるために導入されたアップデートだと言われています。
もちろんニュースのファクトチェックを送ってもらえるわけではないのですが、不正確な内容だったり、ヘイトなどの攻撃的な内容を含んでいると評価が下がるようです。
毎年のように変わるGoogle検索アップデートに注意!
Google検索のアルゴリズムアップデートは年々進化していき、不正な手段で検索順位をコントロールしたりすることはどんどん難しくなりました。
しかし逆に言えば、内容がしっかりしたホームページやブログなどは正当に評価されやすくなったとも言えるので、今後もGoogle検索アップデートに注意しながらSEO対策をしていきましょう。