クラウドファンディングCAMP FIREで話題のミヤハヤ画伯について調べてみた

クラウドファンディングCAMP FIREで自身の活動資金を集め話題になっているミヤハヤ画伯について詳しく調べていきます。

ミヤハヤのプロフィール

  • 名前:宮森 勇人
  • 生年月日:1986年生まれ
  • 出身:石川県
  • 学歴:龍谷大学卒業
  • 職業:画家

ミヤハヤの活動経歴

ミヤハヤは大学卒業後、スーパーでアルバイトをしてお金を貯め服飾の専門学校に通い、ファッション業界での就職を目指します。

しかし、その後専門学校を1年で辞め、居酒屋、掃除、引越し、テレアポ、販売など様々な仕事を転々としています。

そしてシリアルアントプレナー・家入一真や、ブロガー・イケダハヤトの講演会やホームレス小谷の結婚式をプロデュースするなど、次第にイベントプランナーとしての仕事もするようになります。

さらにその後、政治家への転身へを図るものの選挙3ヶ月前で出馬を取り消し、引きこもり生活をしながらブロガーとして活動するようになります。

ミヤハヤとイケダハヤト (イケハヤ)の関係は?

現在、ミヤハヤ画伯の法人サポーターとしてプロブロガーのイケダハヤト(イケハヤ)がいます。

イケハヤ自身のブログでミヤハヤのことをブロガー時代から評価していたと述べており、芸術家としての活動にも注目しているとのことでした。

またミヤハヤは過去にイケハヤの講演会を主催していたこともあり、つながりのある関係となっているようです。

ミヤハヤ画伯の作品

ミヤハヤは絵画を初めて2年くらいしか経っていませんが、すでに数回個展を開いています。

ですが、素人の絵は、時に面識のない美大出身者から「芸術をまるで分かっていない絵の具の塊」と否定されたり、匿名アカウントの人たちにもたくさん嘲笑されました。
正直、自分の絵をうまいとか優れていると思ったことは一度もありません。

https://camp-fire.jp/projects/view/185551
2019年後期のサポーター募集!画家を応援して目標実現の見届け人になりませんか?

しかし、その画風はあまり周囲からは受け入れられている様子はなく、自分自身でもうまいとは思っていないと思っているようです。

ミヤハヤ画伯の目標は岡本太郎

ミヤハヤ自身の目標は岡本太郎だと述べています。ミヤハヤの色彩などはたしかに岡本太郎の作品群に共通する部分もあるようにも思えます。

岡本太郎とは?

岡本 太郎は日本の芸術家で、シュルレアリスム(超現実主義)や抽象絵画の表現を用いた絵画や彫刻などで知られています。

特に有名なのが大阪万博のシンボルとなった「太陽の塔」で現在でも大阪のシンボルとして保存されています。

ミヤハヤ画伯の芸術活動の動機


ぼくは絵もうまくなければ、もう若くないおっさんだ。
しかし、そんなぼくがアーティストで在り続けることで誰かに勇気を与えれるのではないかとおもった。
そして、それがぼくのアーティストとしての役割ではないかと感じているのだ。

ぼくのアーティストとしての役割。https://www.hayatomiyamori.com/entry/2019/08/23/211745

「アーティストで在り続けることで誰かに勇気を与えられるのではないか」とミヤハヤ 画伯は自身のブログで言及しています。

しかし、芸術活動一本で活躍したいならば自己の市場価値を高めていき、商業アーティストとして活躍するのが本道と言えるでしょう。

いつまでも能力が上がらない、魅力的な作品を生み出せない芸術家の存在は同じ芸術家から怒りを買うことはあっても、勇気を与えることはないと思われます。

また商業的な成功に価値を見出さず、ひたすら芸術作品を作り続ける芸術家がいることも確かです。

しかしそうした芸術家は並大抵ではない意欲によって作品を作り続けており、わざわざ他人から勇気やモチベーションをもらう必要はないのではないでしょうか。

ミヤハヤ画伯の正体

結局のところミヤハヤ画伯の目的は「芸術家という存在になりたい」といった「学生が語る夢」のような甘い気分に支配されたものです。

そして「社会に縛られず自由に生きたい」というテーマはイケハヤ信者と呼ばれるブロガーや、あるいは情報商材業者の宣伝文句に使われる話でもあります。

つまり、ミヤハヤ画伯の正体は芸術家ではなく、「芸術」という定義があいまいなものを、「情報商材」として販売している新しいタイプの「商法商材屋」なのです。

そして今後もミヤハヤ画伯は岡本太郎風の作品やピカソ風の作品など、どこかで見たような「現代アート風の作品」を作るために、今後もクラウドファンディングで資金を集めていくのだと思われます。

ミヤハヤ画伯の目的

自分を実際そうである以上に見たがったり、
また見せようとしたり、
あるいは逆に、
実力以下に感じて卑屈になってみたり、
また自己防衛本能から
安全なカラの中にはいって身をまもるために、
わざと自分を低く見せようとすること、 そこから堕落していくんだよ。

岡本太郎

結局の所、ミヤハヤ画伯は自身の承認欲求と自己実現のためだけにクラウドファンディングを行なっているように思えます。

またミヤハヤ画伯自身もブログでこう述べています。

もし、ぼくがお金を欲しいならアートなんてしてません。
お金を手に入れたいなら、もっと効率のいい方法がこの世の中にはたくさんありますからね。

ぼくが本当に欲しいモノのは「評価」なんです。

https://note.com/hayato_dandy/n/na70b280d3277
ミヤハヤが欲しいのはお金ではなく「評価」である

京都アニメーションへの募金や台風19号への災害募金はそうした自分自身の目的をカモフラージュするために利用しているようにも思え、もしそういう意図なのであれば、かなり卑劣なやり方と言わざるを得ないでしょう。

ミヤハヤ画伯のクラウドファンディングは炎上案件多数で要注意

ミヤハヤ画伯のような自分本位のクラウドファンディングの使い方は過去の例からみても炎上しやすい方法になります。

また、支援金の使用用途があいまいな企画を放置しつづけ、詐欺行為や乞食行為の温床となっているクラウドファンディング・CAMP FIREにも今後批判が集まってくると思われます。

CAMP FIREで挙げられている企画の中には、社会に貢献する素晴らしい企画や新しい製品開発などにつながる企画などもあるため、非常に残念なことです。

CAMP FIRE運営には具体的な詐欺・乞食行為対策を実施し、使いやすく安全なサービスへと変化することを願いたいところです。

赤字になった京都でのミヤハヤの地方個展にまつわる疑惑

2019年に京都で個展を行ったミヤハヤ画伯でしたが、来場者は20人ちょっと、ほとんどの絵が売れずに残ったということで赤字となったようです。

この個展にはいくつかの疑惑が持ち上がっているようですので詳しく見ていきたいと思います。

疑惑①なぜクラウドファンディングをしたのに個展が赤字になったのか?

ミヤハヤ氏はクラウドファンディングからの支援金があったのにもかかわらず、なぜ個展は赤字開催となってしまったのでしょうか?

ミヤハヤ画伯はクラウドファンディングで集めた60万円のうち、15万円を地方開催の個展経費に充てるとしていました。

普通に考えれば、開催費用や画材費などの経費をクラウドファンディングの資金で賄っているのであれば、売上=利益となり、黒字にしかなり得ないはずです。

京都個展の赤字10万円(?) = 京都個展の売上(?) – 京都個展の経費(15万円) + クラウドファンディングで集めた支援金からの拠出金(15万円)

こうした一連の疑惑に対してミヤハヤ画伯は「個展にかかった費用に支援金を含めて考えていない」と回答しています。

ではクラウドファンディングの支援金はいったい何に使われたのでしょうか?

疑惑②ミヤハヤがクラウドファンディングに自己資金投入

ミヤハヤはクラウドファンディングサイト・CAMP FIRE上で「All-or-nothing」方式でクラウドファンディングを行っています。

この「All-or-nothing」という方式は、支援金が目標額に達さなかった場合、支援金を受け取れないという仕組みです。そして集めた支援金はパトロン(支援者)に返却されます。

2019年にミヤハヤが企画したクラウドファンディングでは、締め切り日当日20万円近く目標額に到達していませんでした。

しかし、終了24分前になってなんと12万円の支援がされ、目標金額が達成されました。

こうした動きはクラウドファンディングではかなり珍しい動きであり、ミヤハヤ画伯自身も「奇跡」と表現しています。

しかしその後ネットやSNS上では「自己資金で目標金額に達成させ、支援金を回収したのではないか?」という疑惑が持ち上がりました。

この自己資金を投入たのでは?という疑惑に関してミヤハヤ画伯は自身のnoteで完全に否定しています。

自己資金投入疑惑と個展の赤字額との奇妙な一致

一般的にクラウドファンディングではAll-in方式(目標達成しなくても支援金は支払われる)とAll-or-nothing方式(目標達成しないと支援金は払われない)では、All-or-nothing方式のほうがお金が集まりやすいと言われています。

All-or-nothing方式は目標達成されなかった場合、支援者に対して返金されるので、支援者が気軽に資金を投じやすい面があります。

また金額が目標達成に近づくにつれ、支援者側に「目標を達成させてあげたい」という気持ちも生じやすいため、お金が集めやすいという特徴があります。

これは推測でしかありませんが、ミヤハヤ画伯は2019年のクラウドファンディングで、

  1. お金が集まりやすいAll-or-nothing方式で応募
  2. 期日までに目標金額に到達しそうにない場合、ギリギリの時間帯で別アカウントから自己資金を投入
  3. 目標金額に到達させ、支援金を回収

という手順で、All-or-nothing方式を装って支援者を煽りながらお金を募り、自己資金を投入してAll-in方式のように集めた資金を回収したのではないか?と思われます。

ミヤハヤ画伯の京都の個展は10万円ほど赤字になったそうですが、もし自己資金を投入してクラウドファンディングを目標達成させていたとしたら、非常に辻褄が合います。

京都個展の赤字10万円 = 京都個展の売上(?) − クラウドファンディングで目標達成に足りなかった12〜20万円

これはかなり奇妙な数字の一致ではないでしょうか?

疑惑③京都アニメーション への寄付金の明細が不明

ミヤハヤ画伯はクラウドファンディングで個展の開催資金を集めたのち、個展の京都での開催と放火事件により多数の死傷者を出した京都アニメーションへの募金をすることをブログ上で宣言しました。

その後、個展での利益の一部をYahoo!ネット募金を通じて寄付したと述べていますが、その金額の詳細は公表されていません。

ミヤハヤ画伯は自身のブログで個展への参加呼びかけをする際、京都アニメーションへの募金を宣言していますので、個展の参加者や作品の購入者の中には京都アニメーションへの募金を見越してミヤハヤ画伯の作品を購入した人も少なからずいると思われます。

そのため、京都アニメーションへの募金の詳細が不明であることは、支援者や個展での作品購入者に対する重大な裏切りと捉えられても仕方ないかもしれません。

また、仮にミヤハヤ画伯が自身の個展への集客のために、凄惨を極めた京都アニメーション放火事件への同情を利用したのであれば、これほど卑劣な集客方法はないといえるでしょう。

ミヤハヤ画伯の過去の挑戦

ミヤハヤ画伯は絵を描くこと以外にも様々なことに挑戦を繰り返してきています。ここではミヤハヤ画伯の過去の挑戦をみていきましょう。

ミヤハヤ画伯「1日50円事件」とは?

ミヤハヤ画伯は絵を描く前はブロガーをやっていました。そしてある日「今日からアホなことします!」とブログ上で宣言しています。

内容は「わたくし、みやも(当時のミヤハヤ画伯の呼び名)の1日を50円で売ります 」というものでした。

そしてショッピングサイトBASE上で1ヶ月間限定で「プロブロガーの1日を50円で売ります」という商品を販売しました。

その結果、次々と「プロブロガーの1日を50円で売ります」は買われていき、当初はオンライン上で相談を受けるなど次々と面白がってこなしていたミヤハヤですが、次第に風向きが変わってきます。

炎上したミヤハヤ画伯の「1日50円」

「プロブロガーの1日を50円で売ります」を購入した人物から「50円でこちらの指定する日雇い労働をして賃金を振り込んでもらう」という依頼が来たのです。

ミヤハヤはこの依頼に対してTwitter上で「あなたがぼくの身になったらどう感じるのですか?」と返答し、Twitter上で依頼者と押し問答になります。

その後も購入者からミヤハヤは「全裸で街中をダッシュ」「ヤクザの事務所にピンポンダッシュ」など次々と無理難題を吹っ掛けられ、「詐欺師」「吐いた唾を飲み込むのか」とまで言われるようになります。

そしてついに50円を依頼者に返金して和解することになりました。

ミヤハヤ画伯「ダンボールアートに挑戦」とは

https://twitter.com/takumiho1113/status/919389380065730560?s=20

2019年3月にミヤハヤ画伯は代々木公園に住むホームレスのダンボールを4万円で買って、世界平和の絵を描いたら感動しか生まれなかった!というタイトルのブログをアップし注目されました。

ミヤハヤ画伯は、元SMAPので画家としても活動している香取慎吾のダンボールに描いた絵を見て、ダンボールに絵を描こうと決意したようです。

その後、ミヤハヤ画伯は代々木公園に行き、ホームレスの男性から4万円でダンボールを購入しております。

4万円という金額はホームレスの人の1ヶ月分の生活費にあたるそうで、ミヤハヤ画伯は「世界平和をテーマに描くならホームレスの人の1ヶ月分のお金でダンボールを買わないといけない」と考えたようです。

https://twitter.com/Miyamo_H/status/973535806634696705?s=20

しかしミヤハヤ画伯がダンボールに描いた絵はやはり元SMAP・香取慎吾のものとは比べものにならないほど完成度の低いものだったようです。

ミヤハヤ画伯「写真家に挑戦」とは?

1年以上画家として活動してきてヒシヒシと感じたことがあります。
それは絵画だけでは「自分の納得できる作品数を生み出せないということ」です。

【ご報告】ミヤハヤはこれから写真家になります!

2018年にミヤハヤ画伯は抽象画だけでなく写真家にも挑戦するとブログ上で宣言しました。

理由としては、

  • 抽象画だけでは作品数を増やすのに時間がかかる
  • 抽象画は理解されにくい

という2つを述べているのですが、

  • 写真なら簡単に作品を量産できる
  • 写真なら理解してもらいやすい

というふうにも聞こえます。

しかしその2ヶ月後、ミヤハヤは写真家を辞めます。というブログを発表し、写真家になるのを辞めることを宣言しました。

理由としてはカメラを購入した直後は写真をとっていたものの、その後は全く意欲がなくなったとのことでした。

その後10万円以上かけて買ったカメラは友人にプレゼントしたとのことですが、そのカメラのお金はいったいどこから出ていたのかは不明のままです。

ミヤハヤ画伯「アフリカに行きたい」とは?

https://twitter.com/Miyamo_H/status/1140926854175567872?s=20

ミヤハヤ画伯は2019年の4月に開催された個展に「わたしをアフリカに連れてって展」と題し、個展の売り上げをアフリカ・ルワンダへの渡航費に使うと宣言しました。

アフリカ・ルワンダ行きを決めた経緯としては「世界で一番大変な思いをしている彼らの心情に寄り添う」ことで自分のビジョンを叶えることになるというものでした。

「世界で一番大変な思いをしている彼らの心情に寄り添うことが自分のビジョンを叶えるキーになる」

ぼくがアフリカに行きたい理由

その後ミヤハヤ画伯は個展の売上金でルワンダに行きましたが、帰国後、数本のブログを書いただけでこのプロジェクトは終了しました。

ミヤハヤ画伯「プロボクシングに挑戦」とは?

https://twitter.com/Miyamo_H/status/1190818796681846784?s=20

ミヤハヤ画伯はニューヨーク在住の画家・篠原有司男の「ボクシングペインティング」に影響を受け、「FREEDOM」という作品を発表します。

そして、自身のブログ上で、

ボクシングペインティングを極めたい。そのために本格的にボクシングを始めよう

【年齢制限ギリギリ】33歳の画家がボクシングのプロテスト合格を目指します。

と宣言し、ボクシングを始めることになりました。ミヤハヤ画伯はその当時33歳だったためプロボクシングのテストの受験にはギリギリの年齢でした。

しかしなんとわずか1ヶ月後にミヤハヤ画伯はボクシングを辞めたことをブログで発表しています。

ボクシングを辞めた理由としては画業とボクシングのトレーニングの両立が難しいと述べていますが、今後もボクシングペインティングは続けていきたい、としています。

ミヤハヤ画伯の「ボクシングペインティングを極めたい」という言葉の軽さがここでも明らかとなりました。

ミヤハヤ画伯の今後は?

ミヤハヤ画伯はクラウドファンディングCAMP FIREで2019年に京都での個展、12月に東京での個展を行いました。ミヤハヤ画伯は2020年にニューヨークでの個展を目指していると言っています。

「作品の売り上げだけで画家として生きていくのは無理ゲー」というアーティストの現実を受け入れることで、ぼくだからこそできる新しいアーティストの生き方を発掘します。

作品の売り上げだけで画家として生きていくのは無理ゲーだと思い知らされました。 

しかし、いままで何かに挑戦したり宣言しては、中途半端に投げ出してきたミヤハヤ画伯ですが、今回も同じように画伯としての仕事を続けていくのか、疑問が残ります。

また、ミヤハヤ画伯の作品は岡本太郎、篠原有司男、香取慎吾、といった過去に成功した先駆者のやり方をコピーしており、オリジナリティと呼べるものがほとんどありません。

100歩譲って優れたアーティストの手法を真似するのはよしとしても、ミヤハヤ画伯の作品は先駆者の劣化コピーにしかなっていないのが現状といえます。

ミヤハヤ画伯のクラウドファンディング・CAMPFIREには投資しないほうがよい

そしてミヤハヤ画伯がこの後一生画家として頑張っていくという保証もないため、よっぽど彼のことが好きな人以外はミヤハヤ画伯への(CAMP FIRE)クラウドファンディングに支援しないほうがよいでしょう。

ミヤハヤ画伯の場合、無責任な自己実現のためだけにお金が使われるのは明白で、それこそ焚火(CAMP FIRE)に札束をくべるようなものです。

また、ミヤハヤ画伯の場合、クラウドファンディングで集めた支援金の明細を明らかにしていないため、詐欺行為にあたる行動をしている可能性も拭いきれません。

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