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元ガイナックス社長・オタキングこと岡田斗司夫について調べてみた

元ガイナックス社長で作家の岡田斗司夫(オタキング)について詳しく調べていきます。

オタキング岡田斗司夫のプロフィール

オタキング岡田斗司夫の経歴

オタキングこと岡田斗司夫は大阪市出身で、大阪電気通信大学に進学しています。しかし在学中に入ったSF研究会の活動にのめり込むあまり、除籍になってしまいます。

その後、SFグッズ専門店の「ゼネラルプロダクツ」を立ち上げ、自分で商売を始めるようになります。またアニメーション制作会社「ガイナックス」の社長を務め「トップを狙え」「ふしぎの海のナディア」などのアニメの名作を世に送り出しました。

「泣いたら死ぬ」と言われて甘やかされた岡田斗司夫の少年時代

岡田斗司夫は大阪市で生まれました。しかし、生まれて間もなく、岡田斗司夫は先天性の心臓の病だったことがわかりました。

医者から「泣いたら死ぬ」と言われた両親は岡田斗司夫のことを過保護に育て、絶対に泣かさないよう欲しがるものは全て与え、やりたいようにやらせたと言います。

その後、小学生になり知能検査テストでIQ 148あることがわかりました。しかしそのせいか周りの子供たちが全員バカに見えたのか、まったく周囲の人間となじまなかったそうです。

オタキング岡田斗司夫の伝説

オタキングこと岡田斗司夫はアニメ界で過去に様々な伝説を残しています。ここでは岡田斗司夫の伝説について詳しくみていきます。

SF大会DAICON III

オタキングこと岡田斗司夫が一番最初に注目されたのは1981年に関西で開かれたSF大会「DAICON III」かもしれません。

岡田斗司夫はDAICON IIIより前から、様々なSF大会に参加し、企画や運営に携わっていました。

そしてDAICON IIIではオープニングで自主製作アニメを上映し、グッズの販売で赤字を補填するなどして大会を成功に導きました。

そうした成功を元に、岡田斗司夫はSFグッズを販売するゼネラルプラダクツを設立しました。

庵野秀明、山賀博之、 貞本義行らとの出会い

大好評を博したSF大会「DAICON III」のオープニングアニメは「DAICON FILM」という集団によって自主制作されました。

そのメンバーの中には後に大ヒットとなったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督・庵野秀明や、キャラデザイン・貞本義行、プロデューサー・山賀博之といったメンバーがいました。

岡田斗司夫はこの時にのちのガイナックスのメンバーと合流していたのです。

ガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル」の創始者

SF大会「DAICON III」でマニア向けのグッズや、当時流行の兆しを見せていたガレージキットが売れることを見越した岡田斗司夫は、両親からお金を借り、実家の「有限会社おかだ刺繍」の一部門として「ゼネラルプロダクツ」を設立しました。

その後、岡田斗司夫は1984年12月にゼネラルプロダクツ大阪2号店にてガレージキットのイベント「ワンダーフェスティバル」を開催しました。1992年にフィギュアの製作・販売をする海洋堂が主催を引き継ぐまで開催を続けています。

ガイナックス設立

岡田斗司夫はSFグッズ専門店ゼネラルプロダクツを設立し、関西のオタクの間では有名人になりつつありました。しかし岡田斗司夫はゼネラルプロダクツの社員となんと不倫関係にあることが周囲にバレ、岡田斗司夫は大阪にいづらくなっていました。

そのころ東京進出を考えていた山賀博之は、そんな状態の岡田斗司夫を誘い、東京・三鷹にアニメーション制作会社「ガイナックス」を設立し、一緒に仕事を始めます。

王立宇宙軍 オネアミスの翼

アニメーション制作会社「ガイナックス」の記念すべき最初の作品は「王立宇宙軍 オネアミスの翼」でした。

「オネアミスの翼」には監督・山賀博之、助監督・樋口真嗣、作画監督・庵野秀明、キャラクターデザイン・貞本義行など錚々たるメンバーが参加しています。

また漫画家の藤原カムイや江川達也も参加していたと言われており、まさに日本のサブカルチャー、オタク文化を支えてきたスタッフといえるでしょう。

また庵野秀明はこの作品で「スペシャルエフェクトアーティスト」という肩書でテロップに載っております。「オネアミスの翼」はロケットが飛び立つシーンで氷の破片が飛び散るシーンがあるのですが、とても手で描いたとは思えないほどのクォリティーで描かれています。

トップを狙え

「オネアミスの翼」は長編映画作品として公開されましたが、興行的には成功したとは言えませんでした。

しかしながら子供向けアニメに飽きていた一部のアニメオタク青年たちの間では話題となっておりました。

その後ガイナックスはOVA作品「トップを狙え」をリリースし、「オネアミスの翼」の興行的失敗を回収しようとします。

「トップを狙え」では人気アニメ「マクロス」シリーズのキャラクターデザイン美樹本晴彦を起用し、内容も明るくポップ な内容にするなど、人気を得られるような作品作りに徹しています。

ふしぎの海のナディア

その後、ガイナックスはNHKから持ち込まれた企画「ふしぎの海のナディア」を制作します。

「ふしぎの海のナディア」は当時、ジュールベルヌ原作「海底二万里」を原案とした作品と言われていましたが、実は宮崎駿の「未来少年コナン」の続編として考えられた作品であり、宮崎駿はこの企画が頓挫したのち「天空の城ラピュタ」として転用したと言われています。

「ふしぎの海のナディア」と「天空の城ラピュタ」は序盤のストーリー展開や、設定などが似ている部分があるのはそういった事情からでした。

岡田斗司夫によれば「ふしぎの海のナディア」は当初1話1000万円の制作費が割り当てられていたそうですが、序盤で予算のほとんどを使い切ってしまったといいます。

その結果、途中でスケジュールの進行に遅れが発生しました。岡田斗司夫はあえて作画を韓国に発注することで制作費を抑え、優秀なスタッフを重要な場面や話数に投入することで挽回を図ったそうです。

そのため途中で作画崩壊したり辻褄の合わない話が出てくるなど「ふしぎの海のナディア」は迷走しはじめ、視聴者は困惑したようです。

しかしその後残り数話のところで急激にクオリティを回復しエンディングを迎えた「ふしぎの海のナディア」はガイナックスの伝説的な作品となりました。

BS漫画夜話

その後、岡田斗司夫は1992年にガイナックスを退社しています。スタッフとの不仲説や仕事をしなくなったからクビになった、などと囁かれました。

しかし岡田斗司夫は自身の著書で「子供が生まれ、美少女ものやSFの物語を作れなくなった」と弁明しています。

その後、東京大学教養学部で講師を務めるなどの仕事をしていましたが、BSーNHKで始まった「BS漫画夜話」のレギュラーメンバーとして出演するようになりました。

「BS漫画夜話」は不定期で放送される番組でしたが、漫画家いしかわじゅん、漫画評論家・夏目房之介、民俗学者・大月隆寛らとともに、漫画の魅力を非常にマニアックで深い考察によって解き明かす内容に、大変話題となった番組でした。

レコーディングダイエット

岡田斗司夫はBS漫画夜話などでTV出演する一方、作家として多数本を出版しています。

その本ほとんどが「オタク文化」や「アニメ」「漫画」「SF」に関するものでしたが、その一方で「いつまでもデブと思うなよ」というタイトルのダイエット本を書いたりもしています。

「いつまでもデブと思うなよ」では岡田斗司夫が自身の100kgあった体重を、その日食べたものを書き、1日の摂取カロリーを1500kcal以内に抑えることでダイエットするという変わった手法「レコーディングダイエット」を取り入れました。

レコーディングダイエットによって岡田斗司夫は1年で50kg以上のダイエットに成功しました。

オンラインサロン

その後岡田斗司夫は2010年にオタキングex(現FREEex)という団体を設立しました。この団体は会社組織を模していますが、社長である岡田斗司夫に対して社員(会員)がお金を払って仕事をするという通常の会社とは逆転したシステムになっている。

こうした形式の団体はのちにホリエモンこと堀江貴文やキングコング西野亮廣らが始めた「オンラインサロン」と呼ばれる組織によく似ており、実際堀江貴文らは岡田斗司夫のFREEexを参考にしているようです。

オタキング岡田斗司夫の名解説

オタキングこと岡田斗司夫は現在ニコニコ生放送およびYouTubeでたびたびアニメや漫画の解説をしています。岡田斗司夫はその豊富な知識と過去の内部事情や経験から、有名作品に対して独自の解説を加えており、非常に人気となっています。

新世紀エヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオンは岡田斗司夫がガイナックスを退社してから制作されたアニメであり、岡田斗司夫が直接関与していない作品です。

岡田斗司夫は動画で解説で、エヴァンゲリオンの映像としてのカッコよさを非常に細かく解説しており、SFオタクとしての面目躍如といえるでしょう。

シン・ゴジラ

「シンゴジラ」は庵野秀明監督で作られた特撮映画です。岡田斗司夫は「シンゴジラ」解説では演出や庵野秀明作品の特徴などを詳しく解説しています。

風の谷のナウシカ

岡田斗司夫のアニメ解説で特筆すべきはスタジオジブリ作品の解説でしょう。その中でも「風の谷のナウシカ」の解説は宮崎駿のバックグラウンドから、ナウシカ世界の細かい設定から検証するなど、非常に細かくて詳しい解説になっております。

オタキング岡田斗司夫の書籍

オタキングこと岡田斗司夫はアニメーション 制作の現場を離れた後、様々な種類の本を出版しております。ここでは岡田斗司夫の書籍について紹介していきます。

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オタキング岡田斗司夫がスキャンダル?

岡田斗司夫は2015年1月5日、Facebook上で元愛人と名乗る女性からキス写真を暴露されました。

岡田斗司夫はこの写真を偽者としていったんは否定したものの、その後1月9日には9人もの愛人がいたことを動画で発表しました。

また過去には80人の女性と同時に付き合っていたことも告白しています。

さらにはネット上に関係した女性と思われるリストが流出し、ランク付まで書かれていたため、炎上することとなりました。

岡田斗司夫はこうした一連の事件によりストレスを溜め、入院してしまいました。

オタキング岡田斗司夫の現在

現在岡田斗司夫はニコニコ動画チャンネルやYouTubeで動画投稿を中心に活動しており、相変わらずそのSFやアニメ、漫画を深い見識と考察によって解説しています。

現在アップされている動画は過去の動画をアップグレードした動画が多いものの、また新しいオタクコンテンツが登場するたびに「岡田斗司夫の解説が聞きたい」という人は現れてくることでしょう。