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転職の採用面接を徹底攻略!転職の面接でしどろもどろにならないための会話術3選

就職や転職での面接で緊張してうまく喋れない、用意していた質問への答えが頭が真っ白になって言えなかったという経験は、どんな人でも必ず一回は経験したことがあると思います。

そうした失敗をする原因の一つとしては、暗記していたことを定型的に答えようとして、普段の会話のようなリズムが生まれず言葉が出てこなくなることもあるようです。

就職・転職での面接などの緊張した場面でもスラスラと言葉が出てくるために必要なビジネス会話術を今回はご紹介していきます。

まず転職の面接でよくある質問を知ろう

転職活動での面接は学生の時の就職活動とは共通する部分も多いものの、やや異なります。特に転職では会社側は即戦力に近い人を探していますので、あなたが「何をやりたいか」よりも「何ができるか」に重点を置いて聞いてきます。

また、以前務めていた会社でトラブルメーカーのような存在でなかったか、あるいは自分の会社にフィットするかどうかも会社側は気になるところです。そこで

こういった質問が出てくることが多いようです。

会社側としては採用してすぐに辞められてしまっては、求人にかかったコストと労力が無駄になってしまうので、採用条件に合わないかどうかは厳しく聞いてきます。

また、能力が見合わない人を採用してしまうのも会社にとっては大ダメージですので、それまで何をやってきたかは細かく聞かれます。

転職の面接で厳しく問い詰められたときに使える会話術3選

前述したとおり、転職の面接は、

の2点を厳しく面接官が追及してきます。そのときにしどろもどろになるようでは「この人は嘘をついているかもしれない」と思われてしまいます。

そうした緊迫した場面でも堂々と話せるようになる会話術をここではご紹介します。

結論を先に

転職での面接のとき、面接官側が特にまどろっこしく感じてしまうのは、応募者側が結論がなかなか出てこない話し方をしている場合です。

「御社を志望した動機としましては、まず御社の社員の自主性を重視しているという社風によって新入社員でも新しい仕事に参加しやすくなるという環境が既存のやり方に捉われないでやるという私自身の特徴と非常にマッチすると感じたからであり・・・」

こんな感じで、長く喋れば喋るほどしどろもどろになって支離滅裂になってしまう人がいます。

上記の例文は、結論を先に話す形に直すと、

「御社を志望した動機としましては、新しいジャンルの仕事に挑戦できると感じたからです。なぜそう感じたからというと御社の社風が社員の自主性を重視していると聞いたからです。私自身の特徴としましても新しいやり方に取り組むほうが好きです。」

となります。

結論→理由→補足というような順番で話した方が話の構造がはっきりするので、まず結論を先に言うことを心がけましょう。

質問や回答は1点に絞る

こうした会話のやりとりはあまりビジネストークができない技術系や事務系の人に多いのですが、基本的に質問や回答は1個ずつするようにしたほうがよいでしょう。

「3点あります。まず第一に・・・」という言い方はプレゼンやレクチャーが上手な頭の良い人にありがちな言い回しですが、転職の面接では面接官を「イラッ」とさせる言い回しの一つです。

「3点あります。まず第一に・・・」というように箇条書きのようにまとめて喋ろうとする話し方は、「言葉のキャッチボール」を拒否して、一方的に自分の主張を喋りますよ?と宣言するような言葉です。

はたしてあなたは一方的に話してくるような相手と一緒に仕事がしたいと思えるでしょうか?

なるべく相手と自分の話す量が同じくらいになるよう、会話量のバランスを取ることが大事です。

相手の言っていることを言い換えて時間を稼ぐ

面接官の意外な角度からの質問に一瞬回答が思いつかない、ということは転職の面接では多々あります。

そういうときは相手の質問を言い換えているうちに時間を稼ぐ、という会話テクニックが使えます。

このように相手の質問をおうむ返しではなく、ちょっとずつ言い換えて質問を確認するように聞き返して、その間に自分の考えを整理するというテクニックです。

「あなたが将来達成したい夢はなんでしょうか?」

「は?夢?」

のように反応してしまうと、面接官もあまりいい気分にはなりません。

「あなたが将来達成したい夢はなんでしょうか?」

「…それは私がこの会社に入って達成したいこと、という意味でしょうか?」

「そうですね、あるいはプライベートの目標とかでも構いませんよ」

「なるほど、では私の将来の夢は海外で事業を展開して・・・」

こういう感じでワンクッション置いて頭を整理して、次の会話を考えていくとスムーズです。

想定してなかった意外な質問が来ると、ハッとして頭が真っ白になって変な答え方をしてしまうことが誰しもあるものです。

そうしたときに一瞬間をあけて冷静になるのはとても重要なことで、面接官も不意を突かれたときの対応を観察している場合もあります。

就職・転職での面接はお互いの確認作業

面接は本来、お互いの要望や能力、環境などを確認する作業になります。面接側が有利でも応募側が有利でもなく、お互いに対等の立場と言えます。

ですので、一方的に通知・告知するような話し方は基本的にNGで、なるべく言葉のキャッチボールが続いていくように、簡潔に回答したり質問したり、あるいは適度に間を空けたり、ということを心がける必要があります。

面接で何を喋るかと同時に、合間の「つなぎ」をどうするか?というのをぜひ考えてみてください。