今回は事業家や投資家として活躍し「ネオヒルズ族」として本やテレビなどにも取り上げられた与沢翼を取り上げていきます。
与沢翼とは？
与沢翼は本名・與澤 翼（よざわ つばさ）といい、1982年11月11日に埼玉県秩父市で生まれた現在36歳の事業家・投資家です。
早稲田大学在学中に東大の起業サークルTNK・CREWを立ち上げ、翌年にはアパレルの会社を2つ立ち上げるなど、若いうちからすでに事業家として活躍していました。
その後、情報商材事業や投資事業などでも成功を収め、海外へ移住しドバイやタイなどにいくつもの不動産を所有しています。
与沢翼が残した伝説
与沢翼はその猛烈な仕事のやりかたで、過去に幾多の伝説的な成功と失敗を重ねています。ここでは与沢翼の過去の伝説を振り返ってみたいと思います。
秒速で1億円を稼ぐ男に
与沢翼といえば「情報商材屋」というイメージを持っている人も多いようです。与沢翼は経営していたアパレル会社が倒産したのち、数億の負債と現金10万円が手元に残るだけとなったようです。
その後与沢翼は身の会社経営のノウハウを情報商材として本やDVDなどを作り、「オプトインアフィリエイト」というやり方で一気に世の中に広め数千万円のキャッシュを手に入れることに成功しました。
オプトインアフィリエイトとはアフィリエイトと呼ばれるネット上のサービスを利用して、メルマガに登録するようブログやSNSなどで宣伝してくれた人に報酬を支払う仕組みです。
与沢翼はオプトインアフィリエイトを利用することで大量のメールアドレス を取得し、メルマガの会員 に自分の情報商材を購入してもらうことで大金を手に入れることに成功しました。
しかも、アフィリエイト報酬の支払いを75日と最大限引き延ばした設定にしていたため、情報商材での利益でアフィリエイト報酬を支払うことができたので、実質元手ゼロ円で数千万円を獲得することができたのです。
その後も「与沢塾」を開催して自分のメルマガの読者やフォロワーに情報商材を売り込むことで「秒速」で大金を稼いでいたようです。
秒速で経営破綻
情報商材で巨額の収益を得ていた与沢翼の「フリーエージェントスタイルホールディングス」ですが、2014年4月に破綻状態に追い込まれます。2013年8月の決算で２億円近くの税金未納が発生し、与沢翼の自宅や車などの資産が差し押さえされました。
税金が支払えなくなったのは、直前にFX投資ファンドで大損失があったことと、提携していたクレジット会社の倒産により資金がショートしたのが原因だったようです。
そうして「秒速で一億稼ぐ男」として有名になっていた与沢翼は、あっという間に元の一文無しへと戻ってしまいました。
株式投資で秒速で復活
会社が破綻させてしまった与沢翼ですが、与沢翼の個人のブログなどから入るアフィリエイト報酬はまだ残っていたようで、そうしたお金を元手に株式投資に力を入れるようになります。
そしてシンガポールの就労ビザを取得し、海外で投資活動を始めるようになりました。株式投資の他、ブームが加熱しつつあったビットコイン投資にも手を出し、与沢翼は瞬く間に資産を復活させることに成功しました。
与沢翼の名言
与沢翼のTwitter上での名言を集めてみました。
秒速で破綻し、秒速で復活した与沢翼の言葉だからこそ説得力があります。
できることを真剣に考えた後は楽観的に考えるのも与沢翼流といえそうです。
数多くの成功と失敗を繰り返してきた与沢翼らしい一言です。
出る杭は打たれるよ、ってことですね。
模倣から入って自己流を固めていくということでしょうか。
みずからの経営ノウハウを基に情報商材を売っていって成功した秘訣がこれなのかもしれません。
与沢翼の書籍
与沢翼は書籍も出しています。有名なところをまとめてみました。
ブチ抜く力
| 価格:1,760円 |
与沢翼の一点集中突破で最速で結果を出す手法とその哲学に触れた本です。
告白 秒速で転落した真実
| 【POD】告白 秒速で転落した真実 （扶桑社オンデマンド出版） [ 与沢翼 ] 価格:1,782円 |
破綻に至るまでの経緯や、その後の復活へと結びついていく思考が描かれています。
秒速で３億円稼ぐ条件
| 【新品】【本】秒速で1億円稼ぐ条件 金持ちと貧乏の二極化時代を勝ち残る方法 与沢翼/著 価格:1,650円 |
情報商材で荒稼ぎしていた頃に出された本です。現在の与沢翼の心境はこのときと変わっている部分もありますが、与沢翼という人間の基本的な考え方が明らかにされていると言えます。
与沢翼の現在
現在はドバイ、シンガポール、タイなど海外に拠点を移し、株式投資や不動産投資で活躍している与沢翼ですが、これまでのように荒稼ぎをするというスタイルからは徐々に変化しているようです。
奥さんや子供との生活を楽しみつつ、ダイエットなどもSNSで発信するなどかつての破天荒なイメージの与沢翼からは離れつつありますが、今後も与沢翼の伝説から目は離せません。